2018年度 香柏会修養会 『横浜の女性宣教師たち』

2018年6月14日午前10時~ 横浜市中区太田町にある関東学院大学 KGU関内メディアセンターにて、
日本基督教団横浜指路教会長老・明治学院大学非常勤講師・横浜プロテスタント史研究会運営委員である
岡部一興先生を講師にお招きし、『横浜の女性宣教師たち』をテーマにご講演頂き、香柏会の会員の皆様と修養の時を持ちました。

本校宗教主任の佐藤先生による聖書朗読とお祈りに始まり、冨山校長先生より講師の岡部先生の略歴をご紹介頂きました。
今回のご講演は、岡部先生も著者のお一人として名を連ねる、横浜プロテスタント史研究会の著書『横浜の女性宣教師たち』の内容を基に行われました。

 以下は、同書書籍紹介文より引用…
幕末の開港に伴い、外国人の居住を認めた横浜では早くからキリスト教が受容され、多くの宣教師が来航した。男性宣教師は聖書翻訳や教会設立、神学校創立などに勤しんだが、牧師への道が閉ざされていた女性宣教師は、学校教育や文化福祉活動を通してキリスト教の伝道を行った。本書に登場する女性宣教師は、宣教師の妻として働いた女性、ミッション・スクールの創設や運営、教育に携わった女性、視覚障害者支援や孤児救済、医療などの福祉活動に力を注いだ女性、関東大地震で被災、戦時下に抑留生活を強いられながらも復興を支えた女性たちなどである。見知らぬ土地で人びとと共に歩み、女性の自立を促した女性宣教師たちの足跡を描く。

開港期より来日しキリスト教の宣教に献身した女性宣教師たちの足跡と、本校や姉妹校との繋がりを感じつつ、開港の地である横浜においてプロテスタントのキリスト教がどのように広まっていたのかを垣間見る事ができるお話でした。

香柏会の修養会は例年、年に1回開催されています。
近年では、2017年度は大磯の澤田美喜記念館での見学と講演、2016年度は横浜訓盲学院での奉仕活動と礼拝を行いました。
本学の保護者会である香柏会の修養会は、子供達が普段から学校で身近に触れているキリスト教の教えと精神を、私達保護者も知る事が出来る機会です。これまでにご参加が叶わなかった方も是非来年度ご参加頂ければ幸いです。

今回の講演内容の基となっている、横浜プロテスタント史研究会著『横浜の女性宣教師たち』は、
有隣堂などの書店や、Amazonでもご購入頂けます。ご興味のある方は是非ご購読ください。

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